~葉月の空の下で~

2026年8月15日

今回もコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

未来創造ろんり教室の山本です。

8月、暦の上では「葉月(はづき)」を迎えました。

「葉月」の由来にはいくつかの説がありますが、

現在の暦よりも約1ヶ月遅い旧暦の秋にあたるため、

木々の葉が色づいて落ち始める「葉落ち月(はおちづき)」

縮まったものと言われています。

あるいは、稲の穂が大きく実る「穂張月(ほはりづき)」

変化したという由来もあり、

日本の豊かな自然の移ろいを、

昔の人は時間を表す言葉に反映したのですね。

さて、この時期になると、

多くの保護者の方からこんなお悩みを耳にします。

「夏休みの宿題にある読書感想文、何の本を選べばいいか分からない……」

「うちの子、普段から本を全く読まないので、感想文なんて書けるか心配です。」

ちなみに、日本の学校で夏休みの定番となっている「読書感想文」は、

戦後間もない1955年に始まった

「青少年読書感想文全国コンクール」などをきっかけに、

全国の学校へと広く定着してきたそうです。

子どもたちに読書の楽しさを伝え、

表現力を育む目的で始まったものですが、

現代の子どもたちにとっては、

頭を悩ませる一大イベントになっているご家庭も少なくないようです。

■ 出口先生が教える、読書の第一歩

「もっと本を読んでほしい」と願う時、

当教室の塾長であり論理国語の第一人者である出口汪は、

ご家庭へ次のようなアドバイスをしております。

「まずは読み聞かせから始めましょう。

そして、興味のあるものを入り口にすること。

図鑑でも、まんがでも、ゲームの攻略本でも構いません。

『文字を読むのは楽しい』という体験を積むことが先決です。

冊数や内容のレベルは、後からついてきます。」

つい、「ためになる本を読みなさい」「指定図書を読みなさい」

と言ってしまうかもしれません。

ですが、最初から難しい本を読もうとすると、

子どもは文字を追うだけで疲れてしまいますよね。

大切なのは、「活字に触れることが楽しい」というワクワクする体験です。

図鑑の虫の生態でも、好きなゲームの攻略本でも、

ファーストステップは、子ども本人が「面白い」と思えるものなら

何でも良いと出口先生は言っています。

その小さな興味の積み重ねが、

やがて文章全体を読み解く力へと繋がっていきます。

夏休みは、たくさんの物語や発見と出会える絶好のチャンスです。

ぜひ、ご家庭でお子さまの「これ面白そう!」

というお気に入りの一冊を

一緒に見つけていただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

未来創造ろんり教室 教務部長 山本