十二支から「論理」を親子で学ぼう!

2024年1月5日

新年明けましておめでとうございます。
今回のコラムは、十二支についてです。

十二支は、古代の中国で発明されたと言われています。
では、十二支に出てくる十二種類の動物とは何でしょう?

ぜひお子様と一緒に考えてみてくださいね。
(※答えは最後)

十二支の動物が出たでしょうか?
案外、忘れてしまっていた動物もいて
盛り上がったのではないでしょうか。

それでは、準備完了です。
お子様に12種類の動物たちをいくつかのグループに分けさせてください。

2つのグループ、3つのグループなどなど。
子どもによって分け方は違ってきます。

次に「どうしてこの分け方なの?」や「どうやって分けたの?
と問いかけてみてください。

決して子どもたちの意見を否定せず、受け止めてあげてくださいね。
そうやって考えたら、そう分けられるね!」という具合です。

さて、2つのグループで分けたときの解答例の一つをご紹介します。
グループ①:りゅう
グループ②:りゅう以外の11種類

「どうしてこう分けたの?」という質問にはこう答えます。

リュウは動物のイメージはありますが、
実際には想像上の生き物です。

したがって、12種類の動物を
【本当にいる(実在)の動物グループ】
【本当にいない(想像)の動物グループ】
に分類しました。

この分け方には「実在」と「想像」という
反対の関係の“対立関係”が使われています。

また「なぜ?」という質問を考えることで
物事の原因と結果である“因果関係”の勉強になります。

いかがでしょうか。
ここまでならご家庭でも簡単に取り組んでいただけるかと思います。

さらにチャレンジしたいという方には、
次の問いかけも子どもに尋ねてみてください。

【実在の動物グループ】には11種類の動物がいますので、
11種類の動物の共通点は何かを問いかけましょう。

これらの動物に同じところはどこかな?」や
なぜ同じなかまになるのかな?」と問いかけしてみてください。

複数の物事に共通することを考えることは、
具体(詳しい内容)と抽象(まとめる内容)の関係である“イコール関係”の勉強にもなります。

このように十二支から「論理」を構成する
 ”イコール関係、“対立関係”、“因果関係”を学ぶことができます。

ご家庭でお子様と「論理力」を共に育んでいきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

干支12種類の答え

・子(ネズミ)
・丑(ウシ)
・寅(トラ)
・卯(ウサギ)
・辰(リュウ)
・巳(ヘビ)
・午(ウマ)
・未(ヒツジ)
・申(サル)
・酉(ニワトリ)
・戌(イヌ)
・亥(イノシシ)