丙午に読み解く「転換と刷新」の論理

2026年1月14日

新年明けましておめでとうございます。

本年も、論理的な視点で日常を捉え直す彩り豊かなコラムをお届けいたします。

さて、2026年は60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年です。古くからこの年は、

「火災が多い」「気性が激しい」といった迷信とともに語られてきましたが、

その本質を十干・十二支の意味歴史的事象から帰納的に紐解くと、

現代に活かすべき「一つの法則」が見えてきます。

  1. 観察:「丙」と「午」が示すエネルギーの形

まず、構成要素である「丙」と「午」を個別に分析してみましょう。

  • 「丙(ひのえ)」の意味: 十干の三番目であり、植物が成長して姿がはっきりし、陽気が盛んに広がる状態を表します。「火の兄」とも呼ばれ、燃え盛る火のような勢いと、物事を明らかにする「明察」の性質を持ちます。
  • 「午(うま)」の意味: 十二支の七番目であり、季節で言えば真夏、時刻では正午を指します。植物の成長が極まり、陰陽が入れ替わる「転換点」を象徴しています。

この二つが組み合わさる「丙午」は、「火(陽気)のエネルギーが極限に達し、大きな転換を迎える」という性質を持つことがわかります。

  1. 事象の比較:過去の丙午に何が起きたか

次に、具体的な歴史的事象を観察します。

  • 事象A1966年(前回の丙午) 日本では「丙午の迷信」により出生率が前年に比べ約25%も激減しました。これは自然現象ではなく、人々の「意識」が社会動態を大きく変えた特異な年です。また、ビートルズの来日や、日本の高度経済成長が「いざなぎ景気」へと突入した時期でもあり、既存の価値観が大きく塗り替えられるエネルギーが渦巻いていました。
  • 事象B1906年(前々回の丙午) 日露戦争後の動乱期であり、日本が近代国家として、次のステップへ進もうとする大きな過渡期にありました。
  1. 帰納的思考で導き出される「丙午の法則」

これらの事象から共通の本質を抽出すると、次のような結論が導き出されます。

共通の法則(結論):丙午とは、溢れるエネルギーが既存の枠組みを揺さぶり、社会や個人の意識に強制的な『刷新と転換』を迫る、激動のターニングポイントである。

1966年の出生率低下は、古い迷信が現代社会の数字を動かしたという意味で「意識の衝突」の現れでした。2026年も、AIの台頭や教育変革など、私たちの「当たり前」が劇的に書き換えられる年になるのではないでしょうか。

 

結論:エネルギーを「創造」へ

このように、丙午の持つ強烈なエネルギーを、恐れるものではなく、停滞した現状を打破するための「エンジン」ポジティブに捉えることができるかが、重要ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。