なぜ「七五三」は11月15日なの?
2024年11月10日
今回もコラムを読んでいただきありがとうございます。
朝晩冷え込む時期になりましたね。11月7日は立冬ですので、冬はすでに始まっています。では、冬はいつ終わるのでしょうか。暦の上では、立冬から立春の前日までを冬と定めていますので、来年の2月2日で冬の期間は終わることになります。これから本格的に寒くなっていきますね。
さてつい先日、自宅近くの神社で、両親と手をつなぐ晴れ着姿の小さい子供たちを見ました。この時期に何の行事かなと思っていたら、神社ののぼり旗に、「七五三」と書かれていました。「七五三」は子供の成長を祝う行事だと漠然と理解していましたが、その由来や目的はよく分かりませんでした。このコラムをお読みの貴方は、そもそも「七五三」とは何かご存じでしょうか。
「七五三」は、三歳の男女、五歳の男の子、七歳の女の子が、11月15日に地元の神社に参拝し、健やかな成長をお祈りする行事です。一説には、その歴史は平安時代まで遡ります。もともとは、三歳の男女の「髪置(かみおき)」、五歳の男の子の「袴着(はかまぎ)」、七歳の女の子の「帯解(おびとき)」という別々の子供の行事が、各地域で別日に行われていました。それらが江戸時代後期に「七五三」として統合され、開催日が全国共通の11月15日に定められたそうです。
では、なぜ11月15日なのでしょうか。有力な説では、秋の収穫後に行われる収穫祭が大きな神社で旧暦の11月に行われていたことから、その月の真ん中の15日に「七五三」を開催するようになったそうです。次回のコラムは、その由来についてお伝えします!最後まで読んでいただきありがとうございました。