毎日特別な○○の日
2024年5月25日
今回もコラムを読んでいただきありがとうございます。
皆さんは、素敵なゴールデンウイークを過ごしましたか?
4月末から5月初めにかけての大型連休には、4つの国民の祝日があります。驚異的な戦後の復興を遂げた昭和時代を顧みる「昭和の日」、日本国憲法の施行記念日の「憲法記念日」、自然の恩恵に感謝する「みどりの日」、そして、子どもの成長と幸福を願うとともに母へ感謝する「こどもの日」の4つですね。
これらの祝日は、国民の祝日に関する法律によって定められています。上記4つの祝日を併せ、年間16日の国民の祝日があります。内閣府によると、国民の祝日を制定した目的は、美しい風習を育てながら、より良い社会とより豊かな生活を築き上げるためだそうです。
国民の祝日の他にも、日本には「○○の日」があります。例えばつい先日ですと、5月12日に「母の日」がありましたね。このコラムをお読みの皆さんは、何かお母様にプレゼントはされましたか?
ちなみに私は、なけなしのお金で、日頃の感謝を込めて、デパートで販売されていたバームクーヘンをプレゼントしました。本当は、カーネーションが良いとされているそうですが、母には花より団子だと思い、少し高級なバームクーヘンを購入しました。
さて、そもそも「母の日」って、だれによって定められ、なぜカーネーションが良いとされているかご存じでしょうか。
由来を調べたところ、今から100年以上前のアメリカに起源があるそうです。20世紀初頭、ウェストバージニア州で教師をしていたアンナさんが、母の死を悼むため、母親が生前好んでいたカーネーションを祭壇に供えたことが「母の日」の始まりと言われています。そのアンナさんの追悼する様子が全米の人々の共感を呼んだ結果、1914年のアメリカ議会で、5月の第2日曜日が正式に「母の日」と制定されました。日本で正式に5月の第2日曜日に制定されたのは、1949年です。戦後、GHQ(連合国軍総司令部)によって、「母の日」を日本でも普及させようとしたことがきっかけだそうです。
このように、日本には、国民の祝日の他、「○○の日」が存在します。今日は何の日かなと調べると、歴史的な出来事が出てくると思います。その出来事から、当時の社会情勢を学べたり、今の常識が生まれた原因が分かったりします。一日一日が何かしらの特別な日だということに気づけば、日々清々しい気分で過ごせるのではないでしょうか。つまり、毎日がスペシャルだということですね。最後まで読んでいただきありがとうございました。